新卒サイトは人材採用で重要なツールのひとつだ。
多くの企業が工夫を凝らしているが、新卒採用担当が見ておきたいオススメのサイトをピックアップしてご紹介する。
新卒サイトの作成を考えている方は参考にしてほしい。
Contents
面白法人カヤック
http://www.kayac.com/recruit/fresh
自由度が高く面白いことを主義としてあげているカヤックの新卒サイトは参考になる。毎年違う採用指針や方法を打ち出し、優秀な人材の確保に努めている。下記はこれまで実施している新卒採用の各種コンテンツだ。
「自由度の高さ」を表現して、自社のアイデンティティをサイトに表現しているいい参考例だ。
楽天
http://corp.rakuten.co.jp/careers/
いわずと知れた大手IT企業。人事ページには三木谷社長のメッセージがある。全体的に自身を高めたいという人を求めているのが伝わってくるHPだ。
人によっては気になるであろう、英語に関する話やダイバーシティに関する情報も明確に書かれている。わかりやすい採用サイトだ。
リクルート
毎年大きく変わるリクルートの採用サイトだ。2017年度のテーマは「人」になっている。リクルート人材の優秀さをPRするサイトだ。
「成長」「人材」「IT」などリクルートの理念や目指す方向性が明確になっていてインパクトの大きいサイトになっている。
いずれのページもデザイン的にも美しい。新卒受けもいいサイトだ。
DeNA
DeNAの採用サイトも素晴らしい。トップページはよくあるサイトだが、各ページのコンテンツがこだわりにこだわり抜かれている。
また、トップからファウンダーである南場氏のメッセージにも飛ぶことができ、「いい子が欲しいわけではない」というのを明確に伝えている。「思考の独立性」と「やりきる力」を明確にうたっていて、見合った人材の募集が多くなるはずだ。
ソフトバンクグループ
http://recruit.softbank.jp/graduate/
「情報革命で人を幸せに」をモットーにする孫代表率いるソフトバンク。とにかく志を押したホームページだ。
「革命を起こす!」という言葉が随所に見られる。ソフトバンクの知名度あってこそだが、「どうせ働くなら、社会を変えるくらいインパクトのある仕事をしたい」と思っている新卒には響くホームページだ。
ペッパーも随所に登場して、先進性をアピールしている。
ヤフー
暮らしが楽しくなることを目指すヤフーをアピールしているサイトだ。「好奇心のある人なら、きっとワクワクできる職場」という印象のホームページとなっている。
各種データも表示しているが、このページのデザインセンスがいい。Yahooカラー一色だが、センスがあるページに仕上がっている。
グーグル
https://www.google.com/about/careers/
Googleには日本語の採用サイトはない。そもそもアメリカの企業らしく新卒という発想がない。シンプルで力強い採用サイトになっている。
Googleはインターンも積極的に受け入れている。
NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/about-us/recruit/graduate/index.html
NTT系企業らしく、技術力をアピールするHPだ。デザインがかっこいいサイトという訳ではない。技術力のPRを愚直に行っているサイトだ。
電通
電通の採用サイトは面白いプロジェクトを総まとめしたサイトになっている。それぞれのプロジェクトで、
- どのようなプロセスを取ったのか?
- 何を考えていたのか? 狙いは?
- 実際の担当者
などの情報が詰まっている。目にしたことがあるプロジェクトが多くあり、電通ならではのPRになっている。
通常の企業ではなかなか難しいが、クライアントの実績を並べるなど、パーツとしては参考になる部分も多いだろう。
アップルジャパン合同会社
https://www.apple.com/jobs/jp/retail.html
シンプルなAppleらしい採用サイトになっている。大きくアピールしている訳ではないが、Appleだから人は来るのだろう。
サイト自体が優れているというよりも、アイデンティティとの一致が大事だという例としてご紹介しておく。
GMO ADPARTNERS
GMO ADPARTNERSの採用サイトのテーマは「日本一」だ。富士山をイメージしたトップメイン画像が印象的だ。
全体的にシンプルかつ強さのあるサイトに仕上がっている。
LINE
http://linecorp.com/ja/career/newgrads/
LINEらしく緑を基調とした採用サイト。
同社のフラットな社風がよく出ているサイトだ。社内ではもちろんLINEでコミュニケーションを取っている。
シンプルで要点をついたサイトだ。
アマゾン
https://www.amazon.jobs/jp/working/working-amazon
Amazonのサイトは、とにかく理念押しだ。どういう人に入って欲しいのか? どういう考え方がAmazonでは求められるのか? 明確に打ち出している。
デザイン的にはフラットデザインでシンプルな構成だ。理念の伝え方の参考になるだろう。
ZENKEN
ワクワクする「前に進んでいる感」を前面に押し出した採用サイトだ。
とにかく動く! 下までいっても動画・動画・動画。勢いを感じる採用サイトだ。
USEN
http://www.ccc.co.jp/recruit/index.html
USENの歴史を題材にした採用サイトだ。とにかくファーストインプレッションが強い。背景がよく考えられている。
右下の赤い三角が徐々に広がっていき、「継承と革新」をうたったサイトになっている。力強い採用サイトだ。
サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/recruit/fresh/real/
サイバーエージェントのエンジニア向け採用サイトは幻想的だ。ロード時間が長い気もするがユーザのモチベーションを考えたら問題ないのだろう。
イベント参加を促すコンテンツが多い。また、そのイベント自体も魅力的だ。
タカラトミー
IT企業ではないが、タカラトミーのサイトをご紹介しておこう。
企業イメージそのままの採用サイトになっている。お手本のようなサイトだ。やはり企業イメージをしっかり持って、それをサイトに落とし込んでいくのがいいサイトのコツになるのだろう。
ASKUL
https://www.askul.co.jp/kaisya/saiyo/2017/index.html
大手通販(ビジネス向け)の先駆者アスクル。社員を中心としたオーソドックスなサイトだ。開放的なオフィスなどをアピールするサイトになっている。
ADK
https://www.adk-recruit.jp/pages/about/
サイト自体も変わった構成をしているが、採用方法なども工夫している。「相棒採用」という採用方法を取り入れており、社員の逆指名による採用フローを作っている。
広告代理店らしく楽しいサイトだ。
株式会社ネオキャリア
http://www.neo-career.co.jp/recruit2017/
とにかく次のステージへと進む会社をイメージした採用サイトだ。Skypeで先輩社員と話せるようにしており、採用に対する本気度合いが伝わってくる。
ぐるなび
http://www.gnavi.co.jp/company/recruit/fresh/
ご存知、飲食店ポータルぐるなびの新卒サイトは、ポップなカラーリングのサイトだ。
中身自体はよくある採用サイトだが、アクセスと同時に動画でメッセージを伝えるようになっている。
「食を通じて」さまざまな活躍をしてみたい!という人が見たら魅力ある企業HPとなっていることであろう。
じげん
ベンチャーらしくとにかく「とんがった人が欲しい」という意気込みが伝わってくる採用サイトだ。
「随時採用」「変わった人採用」という明確な意思が伝わる参考にしたい、いいサイトだ。
いえらぶ
こちらもベンチャーらしい採用サイトだ。上記画像は常に動いていて見ていても楽しいサイトになっている。
LPO的なエントリー申し込みフォームも参考になる。採用サイトでもWebマーケティングの観点を入れるべきだろう。
ナイル株式会社
SEOを提供するナイルのホームページも社員に焦点を当てたページだ。それぞれのスタッフにインタビューし、それをデザインセンス良く載せてあるページだ。
社員押しのサイトを作りたいと思っているのであれば、参考にしたい。
NTTドコモ
http://information.nttdocomo-fresh.jp/
最後はドコモのサイトをご紹介しよう。さすがにトップ企業なだけあって、サイトもしっかりと構築されている。ボリュームなど、新卒サイト全体としてもトップクラスだろう。
ドコモのような企業のためエリートももちろん採用をしているが、世界を面白くできる人材を求めている姿が伺える。
まとめ
新卒用採用サイトをまとめてご紹介してきたが、いかがだっただろうか?
いい新卒サイトはやはり企業のアイデンティティとつながっている。それを如何に具体化しているかだ。
ぜひ、これらのサイトを参考に、自社のHPも見直してみてはいかがだろうか?