今日は研修後のアンケート評価を上げるテクニックをご紹介しよう。
「次アンケート評価が低かったら、社内講師をクビになる!」
「受講生の成長とか行動変化とかどうでもいい。評価さえ取れればOKだ!」
「研修会社に頼んだが、評価がまずそう。。選んだ私にも責任が来そうだ。どうにかしてアンケート評価だけでも上げたい!」
というときにぜひ参考にしていただければと思う。
Contents
アンケート評価を上げる7つのテクニック集
早速ご紹介していこう。
テクニックその1 自分のことを話させる
自分のことを話す時間が多ければ多いほど満足度は上がる傾向にある。
特に管理職研修やマネージャー研修のときは、とにかく自分語りをさせると評価が上がっていく。人間は年を取って経験を積めば積むほど自分語りをしたくなる生き物だ。
とにかく自分のことを話してもらおう。1時間でも2時間でも。3時間でも4時間でも。
研修ってなんだ?などとは考えず。語りたい人に語ってもらおう。
反対に新入社員研修で自分語りをさせても、評価は上がらない。彼らには語るような経験がないし、少なくともビジネスで自慢できるような何かを持ってはいない。
むしろ自己紹介時間を長くすると評価自体も下がるので注意が必要だ。
テクニックその2 研修の最後だけ盛り上げる
TDLばりのフィナーレを用意しよう。
お互いにエールを送らせて、テンションあげあげの発表大会をさせると一気に評価が上がる。
新入社員研修だったら、最後に熱い決意表明をさせよう。
お偉方も参加しているのであれば、気持ちもいいはずだ。きっと、「今年の新入社員はよさそうじゃないか」と目をほころばせてくれる。あなたの評価も上がるだろう。
研修最後の2時間は、発表練習に費やそうじゃないか。
やるぞー!と全員で声を張り上げてから発表に臨もうじゃないか。
テクニックその3 すごそうな講師プロフィールを作ってはじめに紹介する
講師がはじめにすごそうなプロフィールを紹介すると、研修の評価が高くなる。
とにかく人間は権威に弱い生き物だ。参加者にもよるが、経歴だけで一気に評価を上げられることはよくある。
すごそうに聞こえればなんでもOKだ。
- 東大卒だ
- MIT卒だ
- 米国のMBA卒だ
- ANAでスチュワーデスをやっていた
- 元リクだ(元リクルートだ)
- マッキンゼー、野村総研、BCG、Facebook、マイクロソフト、Google、DeNA、サイバー、楽天、ソフトバンク、ユニクロ、日本電産、アクセンチュア、三菱商事、ソニー、トヨタあたりのどこかにいた
- 上記で研修をした
- 10社の経営をしている
- コンサルで成功率87%だ
- ○○賞を受賞した
- ○○で特許を取った
- ○○と交友がある
- etc
誇張していいから、ハロー効果を全力で発揮しよう。
何を言うかよりも、誰が言うかの方が、評価に直結しやすい。その後の行動変化とかまったく関係なく。
テクニックその4 参加者に昼飯をおごる
あなたが講師をしているのであれば、ディスカッションと称して、昼飯をおごろう。財布が痛いが仕方がない。少人数の研修であればあるほど効果的だ。
おごってもらった手前というのもあるし、仲良くなれるので、悪い評価が書きにくい。
手っ取り早くアンケート評価を上げるのに適している。
テクニックその5 お菓子を用意する
人間空腹になるとイライラしてアンケートにも当たりたくなる。
お菓子や果物やドリンクを用意しておこう。お腹さえ満たされていれば、何事も寛大に対応してくれる。
研修がいくら下手くそでも、何もコンテンツがなくても、空腹でなければ多少気がまぎれる。
(注:実際にやっていいことだ)
テクニックその6 隣の人と話をさせる
オープン研修であったら、隣の人と名刺の交換をさせよう。そして、自己紹介をお互いにやってもらう。
時間を使っても構わない。ビジネスのコラボレーションやらイノベーションやらと称して、話をしてもらう時間を作ればいい。
知らない人とビジネス的な会話をしたというだけで、満足度は上がる。
(注:心理的に知らない人が隣にいるのはストレスというのもある)
テクニックその7 アウトプットを増やす
インプット量を減らしてでもアウトプット量を増やすのがいい。
特に個人で少しも費用を払っていないときは、インプットに価値を感じていない。勉強、めんどくさいなとすら思っている人も中にはいる。日本の研修は多くが強制だから、そういう人がいるのは仕方ない。
そういった場合、アウトプットの量をひたすらに増やし続ければいい。
反対に個人でお金を払っているときはインプットを増やさないとクレームが来る。
多くの研修では企業が全額負担しているはずだ。とにかく発表やワークやディスカッションを増やし続けよう。講師の実力不足もカバーできるし、一石二鳥だ。
まとめ
このページでは、研修後のアンケート評価を上げるためのテクニックをご紹介した。いかがだっただろうか?
とにかく研修評価を上げないとまずい、という方は参考にしていただければと思う。
注意)
上記、本当に役立つものもある。特にアウトプットを増やすというのは、内容によっては有用なので、気にせずに使っていただきたい。