LGBTの基礎知識と企業における取り組みのポイント

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日本企業のLGBT理解への取り組みは大きく遅れている。

ダイバーシティを推進している企業でも、LGBTに関する研修や社員教育を行っている企業は少ないのが現状だ。

このページでは、LGBTの理解を深めるための基本的な知識についてまとめている。
LGBTの社員がいる人事担当者やマネージャー、多様性を認める従業員を育てていきたい研修担当者は、ぜひ目を通してもらいたい。

LGBTとは?

LGBTとは、以下の性的マイノリティの頭文字を取った言葉だ。

 L=Lesbian(レズビアン)→女性同性愛者
 G=Gay(ゲイ)→男性同性愛者
 B=Bisexual(バイセクシュアル)→両性愛者
 T=Trandgender(トランスジェンダー)→身体の性と自認している性が一致しない状態

身体的性・性自認・性的指向のバランスで、L・G・B・Tの定義は分類される。

なお、身体的性と性自認が一致し、好きになる対象が異性の場合を「ストレート」と呼ぶ。

LGBTの人口

日本におけるLGBTの人口は、13人に1人という統計結果が通説とされている。

これは、「佐藤」「鈴木」の姓を持つ人よりも多い人数だ。

しかし、そのことをカミングアウトできず、苦しい思いをしている人は多い。

LGBTに対する大きな差別

LGBTが生きづらい社会になっている原因に、ホモフォビアがある。

ホモフォビアとは、LGBTに対する強い偏見や差別的意識を持つことだ。

宗教的概念や、歴史において、LGBTは犯罪や病気と考えられた時代もあった。
こういった価値観や考え方は、一部で今もまだ残っており、LGBTが自分らしく生きるための大きな障害になっている。

LGBTを理解するためには、このような差別的価値観を持った人が存在していることも忘れてはいけない。

LGBTを傷つける何気ない言葉

ホモフォビアまで大げさでないにせよ、普段の生活の何気ない言葉や行動で当事者を傷つけてしまっていることもある。

例えば、彼氏/彼女はいるのか?という何気ない質問も、LGBTに対しては大きなストレスだ。

言葉の選択には日々気をつけておきたい。

職場にLGBTへの差別的な要素がないかチェックする

LGBTへの差別や偏見の撤廃には、社内に差別的な要素がないか確認し、一つ一つ改善を進めていくことが大切だ。

 ・差別的発言に対して指摘できているか
 ・男性だから、女性だから、という理由で仕事を振り分けていないか
 ・服装に過度な制限をかけていないか
 ・職場を和ませるためのジョークに使っていないか

従業員全員がLGBTについてより深く理解することで、多様性を認めた働きやすい環境が作られていく。

LGBTを支援する「アライ」

LGBT当事者に対して理解を示して支援する人を「アライ」と呼ぶ。

「アライ」がいる環境では、そうでない環境に比べLGBTのカミングアウトの割合が多い。

カミングアウトの割合が多い職場では、LGBT当事者の勤続年数が長かったり、仕事へのやりがいを強く感じているケースが多いそうだ。

このページを読んでいる人は、まず自身が「アライ」となり、さらに「アライ」を増やす取り組みを進めてほしい。

LGBTへの理解がもたらす期待

LGBTについての理解が深まり、差別や偏見がなくなると、様々な文化の違いにも寛容になる。

これからは多様性が求められる時代だ。
女性の社会進出、外国人労働者の受け入れ、障がい者雇用など、LGBTに限らず、企業を取り巻く環境には様々な変化が起きている。

企業としてこれらの変化に対応できなければ、優秀な人材の獲得には繋がらないだろう。

まずはLGBTについて正しく理解し、自分と違う様々な価値観を、幅広く認めることができる従業員を育てていってほしい。

企業におけるLGBT理解のメリット

LGBT理解への取り組みは、CSRの観点でも様々なメリットをもたらす。

差別のない社会の実現に向けて、社会的責任を果たす組織の姿勢は、企業の価値を高めることにも繋がるだろう。

優秀な人材獲得のためにも、企業としての活動を明確に見えるようにしておくと良い。

 <LGBT理解の取り組み例>
 ・LGBT理解を深める研修を従業員に向けて定期的に実施している
 ・差別的発言に関するガイドラインを作成している
 ・LGBTの相談窓口を設けている
 ・LGBT支援団体との交流を持つ
 ・能力に対して公平に評価する制度を設けている

まとめ

LGBTは、身近なところに当たり前にいる存在だ。

だからこそ、個人としても企業としても、LGBTを理解し認めながら、気持ちよく働ける環境を作っていくことが必要なのである。

この機会に、ダイバーシティの取り組みを進め、LGBT理解を従業員全員で深めていける場を積極的に設けてほしい。

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