今すぐ実践!効果的なマインドフルネスとは?

マインドフルネス
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従業員のパフォーマンスを高めて生産性を向上させるために、マインドフルネスが注目されている。

このページでは、今すぐ実践できる効果的なマインドフルネスの方法についてまとめている。
マインドフルネスに興味のある人や研修の実施を考えている担当者はぜひ参考にしてほしい。

マインドフルネスとは

最近耳にすることも多くなったマインドフルネス。
マインドフルネスとは、「今、ここ」に集中している心のあり方や、「今、ここ」に集中する状態を目指すプロセスのことを指す。

スポーツ選手が絶好調の時に「ゾーンに入った」という言い方をすることがあるが、マインドフルネスはその状態に近いと考えるとわかりやすいだろう。
今だけに集中することで雑念を持たずリラックスすることができ、意識が研ぎ澄まされることで自分の力を最大限に発揮できる状態のことだ。

しかし、私たちの普段の生活ではマインドフルな状態を実現することは難しい。
情報量が増え、心が休まる時間を持つことができず、常にあれこれ考えすぎている状態に置かれているからだ。
そのため混乱して事実が見えなくなったり、否定的な考え方にとらわれてしまい、結果的にパフォーマンスを下げることに繋がってしまう。
マインドフルネスとは、そのようなマイナスの精神状態を意識的に改善していこうとするものである。

マインドフルネスの効果

最新の脳科学で、マインドフルネスには「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」などの効果があることが実証され、アメリカではグーグルをはじめフェイスブックやインテル、マッキンゼーといった企業のほか、政府機関の研修でもマインドフルネスが取り入れられているそうだ。
以下に、マインドフルネスの代表的な効果を挙げる。

集中力が高まる

雑念を捨て、今この瞬間に深く集中することを繰り返すことで、日ごろの集中力が増していく。

ストレスを軽減できる

今の状態にフォーカスしてただ観察しているだけの時間を持つことで、精神的にも肉体的にも落ち着き、ストレスが軽減されていく。

洞察力や創造力が増す

冷静になることで思考が整理されて意識がクリアになるため、頭を使う様々な能力が発揮されやすくなる。

良質な睡眠が取れる

呼吸が整うことで交感神経と副交感神経のバランスが良くなり、体の緊張がほぐれていくため、よく眠れるようになる。

マインドフルネスの実践方法

思考を整える

問題が山積すると、何から始めればいいのかパニックに陥ってしまう。
そのときは、どんな問題を抱えているのかを紙に書き出すと良い。
書いてみると、大抵は3つ程度に収まるものだ。
その3つのうち、これを解決しなければもうおしまいだ、と感じるものから優先順位を付けていく。
そうすることで問題が整理され、優先順位1位から順番に腰を据えて取り組めばいいことに気づくことができる。
驚くべきことに、1位の問題を解決すると、8割の問題が解決したように精神的にも楽になることが多い。
その状態で、次は心に余裕を持って、2位と3位を順に片付けていけば良いのである。

身体を整える

デスクで仕事をする場合、頭を回転させるためには、背筋を伸ばして仕事をすることが大切である。
わかっていても、多くの人は5分もすると元の姿勢に戻ってしまう。
これは椅子が高すぎることが原因であることが多い。
椅子が高いため猫背になってパソコンを見てしまうからだ。
そのときは、まず椅子を10cm低くしてみると良い。
椅子を低くして背筋を伸ばして仕事をしてみると、心身ともに状態が改善されていくことが実感できるだろう。

感情を整える

喜怒哀楽は人間の本能だが、いつも本能をむき出しにしていると社会では生きにくくなる。
喜怒哀楽の感情にとらわれそうになったときは、深呼吸すると良い。
例えどんなに怒っていても、目を閉じて2度深呼吸すれば、怒りの感情は半減する。

また、仕事の中で緊張してしまうこともよくある感情の一つだ。
緊張の原因は2つあり、自意識過剰と準備不足である。
自意識過剰については性格の問題のため解決が難しいが、準備不足については圧倒的準備をすることで緊張を緩和することができる。
圧倒的準備とは、もうこれ以上準備するものはないと本心から思える状態のことだ。
圧倒的準備をすると、次第に肩の力が抜けてリラックスできるようになる。

まとめ

ここまで、今すぐ実践できる効果的なマインドフルネスの方法についてまとめてきた。

マインドフルネスは、比較的簡単に実施できるものが多い。

パフォーマンスを向上させるために、一人でも多くの人がマインドフルネスの知識とスキルを理解しし、実践できるようになってほしい。

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