目標管理研修で伝えたい!自分で目標管理するためのコツとは?

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目標管理

若手社員と面談をすると、「目標は特にありません」「与えられた業務をこなします」といった受け身で消極的な発言を聞くことも多いだろう。

若手社員が能力とモチベーションを向上させられるように、自身で目標設定や目標管理ができるようになるためには、何を指導すればいいのか。

このページでは、若手社員向け目標管理研修で伝えたいポイントについてまとめている。
部下の育成担当者や研修担当者はぜひ参考にしてほしい。

「目標」と「目的」の違い

「目標」とは、達すべき数値、成すべき状態、目指すべき像を指す。
例えば、「今月は売上高●●円達成」「今期の来場者数目標は対前年比●●%増加」などだ。

また、「目標」は「目的」を実現するためにある。
「●●という目的を実現するために、●●という目標を設定する」ということだ。
目標設定では、まず「目的」について見つめ直してから、「目標」を決めるのが望ましい。
例えば、「会社はなぜその数値を目指すのか」や「その仕事が社会や自分にどのような意味や価値があるのか」と「目的」について考えてみる。

「目的」に基づいた「目標」は強く、ちょっとしたことではブレない。

「3人のレンガ積み」の話

目標と目的の関係性で、「3人のレンガ積み」という有名な話がある。

中世のとあるヨーロッパの町。
建設現場に3人の男が働いていた。
「何をしているのか」と聞かれ、それぞれの男はこう答えた。
1人目の男は「レンガを積んでいる」と言った。
2人目の男は「金を稼いでいるのさ」と言った。
3人目の男は「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」と明るく顔を上げて言った。

現代の仕事でも、上記の話は当てはまる。
「何も考えずに業務に取り組むのか」、「仕事内容ではなく給料を第一優先にして働くのか」、「自分の将来の目的や会社のビジョンを達成するために働くのか」。
仕事についてどのように考えるかにより、その目的と目標は変わってくる。

目標達成できる人、できない人

目標達成できる人には、以下のような特徴がある。
若手社員も目標達成できるよう、目標管理研修ではその特徴についてしっかりと指導しておきたい。

『目標から最初の一歩を逆算している』
『小さなことを積み重ねることの大事さを知っている』

目標達成できる人は、目標からの逆算思考で考えて行動している。
例えば、「A商品を完売する」という目標を立てたら、現在の売上状況(=現在地)を把握し、そこから逆算して最初の一歩をどこから始めるか決める。
また、目標達成のためには小さなことを重ねていく努力が必要だ。
先の例の場合、A商品を完売するために「お客様のメールをすぐ返す」や「お店のショーケースを常にきれいにしておく」などである。
このような小さなことが顧客からの信頼になり、その信頼が販売へと繋がることで目標を達成している。

『思い込みを振りきり、行動している』

目標達成できる人は、自身の思い込みを排除して目標に向けた行動をしている。
営業で同じお客様に何度もアプローチすることに抵抗のある人は、自身の行動がしつこいのではないかと「思い込み」、いつしか営業をかけるのをやめてしまう。
そのように考えてしまいそうな時は、「お客様は本当にしつこいと感じているのか」「お客様からしつこいと言われたわけではない」「しつこいか、しつこくないかを決めるのはお客様だ」と、自身に言い聞かせると良い。
それが本来やるべき行動ができるように後押しし、目標達成へと繋がっていく。

『他責ではなく、常に自責で考えている』
『小さな失敗から多くを学んでいる』

目標達成できる人は、自己責任能力が高い。
直面した問題を自らの責任と思い、その問題をどのように解決するかを考えている。
またその問題を繰り返し起さないよう対策を練る。
例えば、仕事が期限内に終わらなかった場合に、「なぜ締め切りまでにできなかったのか」だけを考えるのではなく、「次に同じことをしないためにどのように対策するのか」についても考えているのだ。
小さな失敗から自責で考えることの蓄積が、そのまま自身のスキルとなり、目標達成を実現している。

目標管理のためのPDCA

PDCAをうまく回すためには?

実際に目標をたて、その目標を実際に管理・達成するための方法として有名なのが、「PDCA」だ。
「PDCA」とは、「P(計画)→D(実行)→C(評価)→A(改善)」を手順としたビジネスフレームワークである。

PDCAをうまく回すためには、以下の3つのルールを守ることが必要だ。
「見える化」:全体像を数値や図などで視覚化すること。
「仕組み化」:「いつ、どこで、誰がやっても、同じように成果を得られる」システムを作ること。
「習慣化」:何をするかが決まっていて、繰り返し行うこと。

また、あわせて「フレーム」の理解も重要である。
日常生活の中で、「朝起きたら顔を洗う」、「朝食を食べてから通勤する」のは、実はフレームの力だ。
日常の行動はフレームによって動いていることが多いため、考えなくても無意識にできてしまう。
「いつも通り」が脳にとって一番負担が少なく、一度フレームを作ってしまえば、それは「作業」に変わる。
PDCAも同様で、フレームさえできてしまえば勝手に回り始めるのだ。

「構え!打て!狙え!」

PDCAを回すためには、「構え!打て!狙え!」という考え方も大事である。
「まだ精度が高くない」「いい企画になっていない」など二の足を踏んでいて、結局社内のライバルや他社に仕事やお客様を取られてしまったという経験がある人もいるだろう。
PDCAでいう、P(計画)とD(実行)をほぼ同時に進めること、つまり動きながら軌道修正していく力が必要だ。

G-PDCAでゴールを明確にする

目標管理に特化した、G-PDCAというフレームもある。
ここでいう「G」は、ゴール(=目標)だ。
ゴールを以下の2つの「見える」状態にして、目標達成を実現させる。

1. ゴールを紙などで物理的に見える状態にする。
2. ゴールの様子や状態をイメージする。

実際に活用するにあたって、目標管理のためのノート作成がお勧めだ。

まとめ

ここまで、若手社員向け目標管理研修で伝えたいポイントについてまとめてきた。

若手社員が自発的に行動し、より高いレベルで活躍していくためには、適切な目標設定と達成のための目標管理が必要だ。

目標管理研修を実施し、一人でも多くの若手社員が目標管理のコツを掴み、目標管理を自分のものにできるようになることを願っている。

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