新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修で指導したい4つのポイント

パワーポイントプレゼンテーション研修
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パワーポイントによるプレゼンテーション能力は、ビジネスでは欠かせないスキルの一つだ。

新入社員にもそのスキルを身につけさせれば、即戦力として大いに期待することができる。

このページでは、新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修で指導したい4つのポイントについてまとめている。
研修担当者だけでなく、パワポの資料作成やプレゼンが苦手だと感じている人もぜひ参考にしてほしい。

(1)情報をなるべく削る

パワーポイントの資料は、どのようなことに注意して作れば良いのか。
それは「記載する情報をなるべく削り、少ない情報で内容がわかる資料にすること」である。
新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修では、以下に注意して資料作成のトレーニングを行いたい。

ワンスライド・ワンメッセージ

パワーポイントによるプレゼンテーションでは、1枚のスライドに載せるメッセージは1つに絞り込むこと。
1枚のスライドに多くのメッセージを入れると、どこを中心に見たらよいかわからず、内容が伝わらなくなってしまう。

シンプル・イズ・ベスト

伝えたいメッセージに関係のない図や絵、写真などは、スライドから削除すること。
資料の見栄えを良くしようとスライドにイラストや写真を入れるのは、自己満足であって、読み手のためにはなっていない。

(2)色の基本を知る

パワーポイントの資料は、色合いを意識して作成すると印象が大きく変化する。

例えば、赤なら情熱、青なら清潔など、色にはイメージ効果がある。
それぞれの色のイメージを理解して活用すれば、見る人・聞く人を引き付けるプレゼン資料を作成することができる。

新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修では、色の三属性(色相・明度・彩度)や色相環、コントラスト、補色、トーン、グラデーション、RGB・CMYKなどの色の基本について指導しておきたい。

パワーポイントでの配色の鉄則

・彩度の高い標準色を使用しないこと。
・彩度を落とした落ち着いた色を選ぶこと。
・同系色を使用して色を減らすこと。
・黒背景は使わないこと。
・1スライド4色までにすること。

(3)レイアウトを工夫する

パワーポイントの資料は、レイアウトを工夫して作成すると印象が大きく変化する。

レイアウトとは、文章やグラフをどのくらいのボリュームでどこに配置するのか、余白をどのくらい取るかといったスライドの使い方のことだ。

新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修では、「どうすればより分かりやすく伝わるか」を考え、いくつかのレイアウトを作って比較させると良い。

パワーポイントでのレイアウトの鉄則

・スライドサイズは、4:3または16:9にすること。
・テキストサイズは、投影スライドの場合32ポイント以上、配布資料の場合10.5ポイント以上にすること。
・見出しや本文などのフォントを統一すること。
・グラフを挿入する場合は、1スライド1つまでとすること。

(4)プレゼンテーションテクニックを学ぶ

プレゼン資料が作成できるようになったら、次はプレゼンテーション能力を高めるトレーニングが必要だ。

新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修では、代表的なプレゼンテクニックについて学び、演習を行ってスキルを身につけさせたい。

ホールパート法

ホールパート法とは、「全体」→「部分」→「全体」という流れで伝えるテクニックだ。

(例)新商品発表会でのプレゼン方法
全体:「本日発表する商品は3つあります。」
   →ここでお客様の心理としては『3つとも知りたい』となる。
部分:「1つ目は~」「2つ目は~」「3つ目は~」と各商品を説明。
全体:「この3つの中で気になる商品はどれでしょうか?」とまた全体に戻る。

PREP法

PREP法とは、「結論」→「理由」→「事例」→「結論」という流れで伝えるテクニックだ。
各ステップの頭文字を取って、PREP(プレップ)という。

Point(結論)
Reason(理由)
Example(事例)
Point(結論)

(例)商品販売でのプレゼン方法
Point:「当社では、今この商品が一番売れています。」
Reason:「なぜなら、これまでにない革新的な技術が使われていて、ユーザーの利便性が極めて高くなったからです。」
Example:「例えば、あなたがもし○○をしようと思ったとき、××がなかったらどうするでしょうか。」
Point:「だから、今この商品が一番売れているのです。」

まとめ

ここまで、新入社員向けパワーポイントプレゼンテーション研修で指導したい4つのポイントについてまとめてきた。

効果的なプレゼン資料の作り方とプレゼンテクニックを学ぶことで、素晴らしいプレゼンテーションができるようになることを願っている。

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