中堅社員向け課題解決研修で伝えたいステップとツール

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問題解決力

時代の激しい変化に対応するためには、いち早く課題を見つけて解決していかなければならない。
そのため近年では、現場にも経営層にも近い中堅社員に「課題解決力」が求められている。

このページでは、中堅社員の課題解決力を向上させるための課題解決研修で伝えたいポイントについてまとめている。
これから課題解決研修の実施を考えている人事担当者や、課題解決について悩んでいる中堅社員は参考にしてほしい。

中堅社員向け課題解決研修のポイント

中堅社員向け課題解決研修では、課題解決がどのような流れで進んでいくのかという「課題解決ステップ」の基礎知識や、課題解決に必要とされる様々なツールについて指導することが必要である。
以下のような課題解決のポイントを伝え、課題解決力の向上を目指してほしい。

課題解決ステップ1:課題を問う

課題解決のためには、まず課題が何なのかについて正しく理解することが必要だ。

<課題を自らに問う>
・何が問題なのか考える。
・最終的にはどのような状況(ゴール)になっているべきなのか明確にする。

<課題をチームに問う>
・今起きている問題について、自由に意見を出し合う。
・ディスカッションを行い、全員にゴールの共通認識を持たせる。

自身についての課題であれば、自らに問うだけで構わない。
しかし、中堅社員が抱える課題はチーム全体に関するものが多く、その場合は課題に関わる全員に共通認識を持たせることが必要となる。
チームを率いる中堅社員は、意見を引き出す力、意見を要約する力、意見を言いやすい環境を作る力など、周囲を巻き込むコミュニケーション力を活用して課題を共有していかなければならない。

課題解決ステップ2:仮説を立て、原因を究明する

課題が明確になったら、次は課題の原因究明のステップに進む。
原因究明のためには、あらゆる角度から課題を分析し、仮説を立てていくことが必要だ。
なんとなくの仮説を立てるのではなく、様々なツールを用いたロジカルシンキングで分析し、それを元に原因究明を進めなければならない。

課題解決ツール(1):イシューツリー

イシューツリーは、課題から考えられる原因を木の枝のように図式化しながら仮説を立てていく手法である。

<課題:売上が上がらない>
原因1「売り方のシステムが悪い」⇒「社内システムが使いこなせていない」⇒「使用マニュアルが整備されていない」
原因2「そもそも商品価値がない」⇒「ターゲット層を間違っている」⇒「値段設定が妥当ではない」

考えられる原因を一つでも多く書き出し、それぞれを深堀りしていくことで、より精度の高い仮説を立てることができる。

課題解決ツール(2):フレームワーク

フレームワークは、特定の原因について分析を深める際に用いられるツールである。

<フレームワークのタイプ>
・経営戦略を構築するフレームワーク
・計画を実行するフレームワーク
・マーケティング分析のためのフレームワーク
・企画開発のためのフレームワーク

どんな課題について原因究明するかにより、最適なフレームワークを選び、使い分けることが必要だ。

課題解決ツール(3):ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーは、立てた仮説が正しいかどうか、論理的に破綻していないかどうかを確認するために用いられる手法である。
ピラミッドの頂点に仮説を置き、その下に根拠をたくさん横に並べていく。
根拠が多ければ多いほどその仮説の正当性は高まり、課題解決に近づくことができる。

<ピラミッドストラクチャーの例>
「値段設定を変えるべきだ」(仮説)
     ↓
「根拠1」「根拠2」「根拠3」「根拠4」・・・

課題解決研修では、このような様々な課題解決ツールの使い方をマスターさせたい。

課題解決ステップ3:課題解決の計画化

課題と原因が明確になったら、解決に向けた具体的な実行計画に移る。
チーム全体に関する課題解決の場合、実行計画をスタッフ全員に共有しなければならない。
その際に伝えるべきことは、「目的/ゴール」「具体的なアクションプラン」「スケジュール」「役割分担」などがある。
「何を」「誰が」「いつまでに」「どうやって」実行するのかを明確し、全員で共有しておくことが、課題解決を成功に導くポイントだ。

まとめ

ここまで、中堅社員向け課題解決研修で伝えたいポイントについてまとめてきた。
課題解決力の向上は、中堅社員個人だけでなく、会社全体にとってとても大きなメリットがある。
この機会にぜひ課題解決研修に取り組んでほしい。

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