中堅社員向けセルフマネジメント研修を行う際のポイントとは?

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セルフマネジメント研修

入社して数年経ち、業務にも慣れてきた中堅社員に、自ら考えて動くことができるようセルフマネジメントの方法を身につけてほしいと考えている人事担当者も多いだろう。

このページでは、中堅社員向けセルフマネジメント研修を行う際のポイントについてまとめている。
人事担当者や研修担当者はぜひ参考にしてほしい。

セルフマネジメントとは

セルフマネジメントとは、自己統制をし、自分自身を管理する能力のことだ。
感情に左右されずに自身のモチベーションを保ったり、仕事のタスクを管理したりする能力もセルフマネジメントに含まれる。

セルフマネジメント研修は、自分で目標を立てて、その目標の達成に向けて仕事を進めていくことができるようになるために行われるものだ。

中堅社員に求められる役割

中堅社員とは、一般的に入社3~7年目くらい、または20代中盤~30代前半くらいの社員を指すことが多い。

中堅社員には、部下を指導する立場として、より責任をもって仕事に取り組むことが求められる。
また、新入社員と同じようにただ与えられた仕事をするだけでなく、自身で目標を立て、その達成に向けて計画を立案・実行していくセルフマネジメント力が求められる。

セルフマネジメント研修のポイント

中堅社員向けセルフマネジメント研修を行う時は、「目標の立て方」と「PDCAの回し方」についてきちんと指導する必要がある。

目標の立て方

セルフマネジメント研修では、まず目標の立て方について指導したい。
目標は現実的に届きそうなものか、簡単に達成できるものでないか、自身のスキルアップになるか、チームや企業の成長に繋がるか、結果を検証しやすいかなど、正しい目標の立て方を伝え、実際に目標設定してみることが重要である。

目標の数値化

結果を検証しやすくするためには、目標を数値化することが必要だ。
例えば、「挨拶の声を大きくする」「たくさん本を読む」などの行動目標だと達成ラインがわかりずらく、今どこまでできているかという進捗状況も把握できなくなってしまう。
そのため、「挨拶の声を大きくする」なら今の音量を計測してそこからどのくらい大きくするべきかを考えて目標設定する必要があり、「たくさん本を読む」なら月に何冊、週に何ページ読むかを数値化して目標設定することが必要だ。
現状を分析してから考えることで、現実的な目標を立てることができる。

PDCAの回し方

セルフマネジメント研修では、PDCAの回し方について指導したい。
PDCA (Plan、Do、Check、Action)は業務マネジメントの代表的な方法の一つだが、実際にできている人は多くない。
PDCAを回して目標達成するために、押さえておくべきポイントについて以下にまとめる。

P・・・Plan→計画

目標達成のための具体的な行動計画を立てる。
無理な計画を立てるとDoやCheckまで到達できずPDCAを回せなくなることがあるため、Planは現実的なものにすることが必要である。

D・・・Do→行動

Planで作成した行動計画を実行していく。
行動の時間を記録したり、回数を数えるなど、数字で記録を残していくと、次のCheckの際に判断しやすくなる。

C・・・Check→評価

行動計画に則って実行できたかを確認し、目標が達成できたかどうかを検証していく。
結果の良し悪しを判断するためにDoで記録した数値を利用するとより正確な検証結果を出すことができる。
達成できなかったときにその理由を考えるのはもちろんだが、達成できたときにその要因を考えることも大切だ。

A・・・Action→改善

評価を元に、現状のまま進めていくか、改善策を実行するか、ここで一旦止めるかなどを考えて行動する。
何度もPDCAを回していくことでノウハウが蓄積されていくため、次の工程に来るPlanを意識することが重要だ。

PDCAがうまく回らない場合

PDCAがうまく回らない場合には、以下のような状況になっている可能性がある。
セルフマネジメント研修でも注意点として先に扱っておくと良いだろう。

(1)Dまで到達できていない

Planの作成に時間がかかりすぎてしまい、市場などの環境が変化してしまったため実行に移せずに計画倒れしてしまうというパターンである。
Planをしっかり立てることは重要だが、一度のPDCAで完璧な結果を求めるのではなく、誤っていても何度か繰り返せば良いという気持ちでDoに取り掛かることも大切だ。

(2)Cがない(たりない)

Doの結果が期待通りでなかったときに、Checkで結果を分析するのではなく、自分のこれまでの経験などから想像して次のActionをしてしまうというパターンだ。
これではただやり方を変えただけなため効果的なActionにはならず、次のPlanにも繋がらない。

(3)Cに時間をかけすぎる

Checkを続けていくと改善点がどんどん出てきて問題が複雑になりすぎてしまうことがある。
その結果、何をして良いのかわからなくなり、次のActionに進めなくなってしまうというパターンである。
Checkで改善点が見つかったら、まずはそこから直していき、一つずつ問題を解決して次に進んでいくことが大切である。

まとめ

ここまで中堅社員に向けたセルフマネジメント研修を行う際のポイントについてまとめてきた。

中堅社員には、ただ上司に言われた業務を行うだけではなく、自身で責任を持って目標を立て、そこに向けて計画を立案・実行していく力が求められる。

セルフマネジメント研修を通して目標達成に向かって実行・改善していくことができる中堅社員が一人でも増えることを願っている。

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