ストレスをプラスに変える!ストレスマネジメント研修で指導したいこと

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ストレスマネジメント研修

ストレスによるメンタル不調やパフォーマンス低下、長期休職者の増加が社会問題となっている。

そのため、ストレスと向き合ってコントロールしたり、ストレスをプラスに変えることのできる「ストレスマネジメント」について、従業員に指導したいと考えている人事担当者や研修担当者は多いだろう。

このページでは、これからストレスマネジメント研修の実施を検討している担当者のために、ストレスマネジメント研修で指導したい項目についてまとめている。

なぜストレスマネジメント研修が必要なのか?

2016年労働安全衛生調査(厚生労働省)によると、「現在強いストレスを抱えている」と答えた労働者は、なんと6割弱もいるそうだ。

ストレスが原因で引き起こされる病気は実に様々で、うつ病などの精神疾患だけでなく、心筋梗塞など肉体的な疾患も含まれる。

そのような疾患に至らないまでも、強いストレスが仕事のパフォーマンスに影響を与え、職場全体の生産性低下といった問題を引き起こすケースは多い。

既にこのようなストレスによる問題が起きている企業や今後同様な問題が起こりそうな企業は、なるべく早くストレスマネジメント研修を実施すると良い。

ストレスとは何か?

そもそもストレスとは何なのだろうか。
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことだ。

「外部からの刺激」には、天候や騒音などの環境的要因、病気・睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的要因、人間関係や仕事の忙しさなどの社会的要因などがある。

また、意外かもしれないが、進学や就職、結婚などといった喜ばしい出来事も「外部からの刺激」となるため、実はストレスの原因となる。

ストレスマネジメント研修では、どのようなことがストレスに繋がるのか、その要因について広く理解させたい。

ストレスへの反応

これまで、人はストレスに対して闘う・逃げるという「闘争・逃走反応」を取ると考えられてきた。

しかし近年、闘う・逃げる以外にも、互いにいたわり・助け合う「思いやり・絆反応」や、一流のアスリートのようにプレッシャーを力に変える「チャレンジ反応」も起こることが判ってきている。

人は、ストレスに対する反応について学び、自ら反応を変えようと努力することで、ストレスに適応していくことができるのだ。

ストレスをプラスに変える

健康心理学者のケリー・マクゴニガル氏によると、ストレスを「人生に価値のある意義のあるもの」と捉えることで、プラスに変えることができるという。

例えば、「大きなプレゼンを20分後に控えている」という状況をイメージしてみよう。
このプレッシャーによるストレスを、肯定的に捉えるか、否定的に捉えるかは人それぞれである。
肯定的に捉えることができれば、自律神経やホルモンが肯定的な反応をし、「自分を成長させるもの」としてプラスのストレスになる。
否定的に捉えてしまうと、自立神経やホルモンのバランスが崩れ、マイナスのストレスになってしまう。

ストレスマネジメント研修では、「ストレスをプラスに変えることができる」という基礎知識から理解させたい。

自信を高める

自信のある人は、根拠のあるなしに関わらず「できて当たり前」と考える。
自分への強い信頼があるため、物事を否定的に考えず、得られる成果や可能性に目を向けることが多いのだ。
そのため、プレッシャーでストレスを感じるほどの大きな目標でも、ストレスがマイナスに影響せず、プラスに変えてしまうことができる。

自信を高めるためのポイントは、決めたことを行い、小さな達成を積み重ねることだ。
小さな達成を意識的に繰り返すことで、自信を高め、ストレス耐性をつけていくことができる。
例えば、本を毎月一冊読む、ジムに毎週通うなど、小さなことでも自分で決めたことを行い、それを必ず達成させていくことが重要だ。

ストレスマネジメント研修では、自信を高めていくためのコツを伝え、日々実践していくことを指導したい。

意義のあることだと捉える

「意義あることを求める方が ただ不快感を避けようとするより健康に良い」

これは、健康心理学者のケリー・マクゴニガル氏の言葉である。

ストレスを感じるような出来事を「意義のあること」と捉えると、その出来事を「人生の幸せや充実感を生みだすこと」だと考えることができ、心を良い状態に整えることができる。

ストレスマネジメント研修では、何か辛いことがあったときに、その出来事を「意義のあること」だと捉える習慣を身につけさせたい。

ストレスを感じていることに気づく

ストレスから目を逸らして頑張りすぎる人や、辛い気持ちを溜め込んでしまう人は、ある日突然、そのストレスに耐え切れなくなり、心や身体が悲鳴を上げてしまうことが多い。

そうなる前に、客観的に自分を見て、自身のストレスに気づくことで、ストレスによるマイナスの影響を受けにくくなる。

ストレスマネジメント研修では、「今自分はストレスを感じている」と気づくことができるようになるための、セルフケアの知識を学ばせたい。

失敗をプラスに変える考え方

過去の失敗は思い出すと本当に辛いものだ。
しかし、それを受け止め、考え方を変えることで、失敗をプラスに変えることができる。

<失敗をプラスに変える考え方>

 (1) プラスの面があるとしたら何か?
 (2) 本当にこれ以上ない最悪な出来事だったか?
 (3) そこから学んだこと、気づいたこと、得たものは何か?
 (4) その出来事があったから手に入ったものは何か?
 (5) 自分をほめられる点は何か?

このような角度から過去の失敗を考えた時に、あなたの人生においてプラスにできる要素をたくさん見つけることができるはずだ。
この考え方は、慣れるほど効果を高めることができる。

ストレスマネジメント研修では、この「失敗をプラスに変える考え方」について、ケーススタディを交えてトレーニングしておきたい。

まとめ

ここまで、ストレスマネジメント研修で指導したい項目についてまとめてきた。

ストレスマネジメントが注目されているのは、財政を圧迫する医療費の問題、過労自殺や精神疾患が増加している問題、ブラックといわれる過酷な労働環境の問題などがその根底にあるといわれている。

様々な問題を抱える今の時代だからこそ、ストレスマネジメント研修を取り入れて、ストレスをプラスに変え、質の高いパフォーマンス(結果)を目指してみてはいかがだろうか。

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