【3分でわかる】仮説思考の3つのメリットとポイント

仮説思考
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現代のビジネスパーソンは、ただ与えられた仕事をこなすのではなく、「仮説思考」で自ら問題を解決することが求められている。
仮説思考を高めるためにはどうすれば良いのか。

このページでは、仮説思考の3つのメリットとポイントについてまとめている。
ビジネススキルを高めたい人だけでなく、社員教育を担う研修担当者や人事担当者はぜひ参考にしてほしい。

仮説思考とは

仮説思考とは、まだ証明されていないがその時点で最も答えに近いと思われるもの(=仮説)を考え、その仮説を実行・検証しながら次の道筋を立てていくという考え方だ。
仮説思考は、ロジカルシンキングの中でも特に業務改善に役立つ考え方である。

仮説思考の3つのメリット

仮設思考には、以下のような3つのメリットがある。

(1)意思決定のスピードが速くなる

意思決定が遅かったために、ビジネスチャンスを逃してしまった経験がある人もいるだろう。
仮説思考により問題を絞り込むことで、何をすべきかという意思決定のスピードが速くなっていく。

(2)物事の全体像が見えるようになる

より適切な仮説を立てるためには、問題が起きている事柄そのものだけでなく、その周辺も含めた全体を把握しなければならない。
仮説思考に慣れることで、様々な視点から物事を捉えることができるようになっていく。

(3)迅速に問題解決できるようなる

仮説思考を繰り返すことで仮説の精度が上がり、最終的な問題解決までにかかる時間を短縮することができる。
仮説思考ができるようになることで、解決に向けた初めの一歩をいち早く踏み出すことができ、その結果、より短い時間で問題解決できるようになっていく。

仮説思考の3つのポイント

仮説思考を実践するためには、以下のような3つのポイントがある。

(1)一人で考えない

仮説思考に慣れていない時期には、まず仮説を立てたら、周囲の人にその仮説についてどう思うか聞いてみるのが効果的だ。
その結果、仮説を適切な方向に修正したり、違う角度からの考えを取り入れることで、より精度の高い仮説に進化させることができる。

(2)So What?で具体的に考える

仮説思考では、問題を具体的に掘り下げていくことが必要だ。
そのためには、「だから何なのか?」「だからどうするべきなのか?」=「So What?」を繰り返していく。
その結果、問題がより明確になり、仮説を正しい答えに近づけていくことができる。

(3)検証を繰り返す

仮説はあくまでも「最も答えに近いもの」であって、仮説が間違っていることは何ら問題ではない。
もし初めの仮説が間違っていたのならば、再び仮説を立てて実行して検証する、ということを繰り返し行っていけば良いのだ。
勇気を持って仮説を立て実行して検証する、その繰り返しが仮説思考には必要である。

仮説思考を高めるために

仮説思考のスキルは、経験や日常の考え方のトレーニングで高めていくことができる。
物事に対して、常に「だからどうなのか?」「なぜそうなのか?」を問う癖をつけること、また、「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」「なぜ?」と5回繰り返して問題を掘り下げる習慣をつけると良い。

まとめ

ここまで、仮説思考の3つのメリットとポイントについてまとめてきた。

社員一人ひとりの労働生産性を高めるために、新入社員から中堅社員まで、幅広い層に仮説思考を身につけるための研修を行うことをお勧めする。

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