「財務」といった言葉に対して、苦手意識を持っている人も多いのではないだろうか。
財務に関する知識は、経理部門以外のビジネスパーソンにとっても必須の知識である。
企業活動と財務諸表の関係を理解できれば、経営的な視点で企業の現状把握や将来を考える力を身に付けることが可能だ。
本ページでは、財務研修を実施している企業をまとめている。初心者からでも学べる講座が多いので、ぜひ受講を検討してみてほしい。
Contents
財務研修企業一覧
それでは早速、財務研修を提供している企業を見ていこう。
リスキル
URL: リスキルの財務研修
研修日だけではなく、研修準備のサポートも充実、オンライン研修も無料対応など「もっと研修を」をコンセプトに研修がしやすい環境が整えられている。
財務研修は、ビジネスパーソンにとって必須の知識である、決算書の読み方・活用方法、財務分析の基礎知識までを学ぶことができる研修だ。リスキルの財務研修は、簿記の仕組み、財務諸表の読み方、重要な財務分析の指標などの基礎的なことを学ぶ講座から、応用的な内容のコースまで用意されているため、段階を踏んで学習をすることができる点が特徴である。
また、財務諸表から様々な情報を読み取れるようになることで、経営的な視点での業務改善に役立つ企画提案を行うことができる人材になることが可能だ。
特徴
- ビジネスパーソンにとって必須の財務知識の習得
- 基礎編から応用編まで段階を踏んで学習可能
- 経営的な視点での企画提案を行う人材へ成長可能
研修スタイル:集合研修、オンライン研修
日数:3時間~6時間(企業ごとに対応も可能)
グロービス
URL: https://gce.globis.co.jp/
企業内集合研修、オンライン企業内研修、スクール型研修、オンラインマネジメントスクール、eラーニング、アセスメント・テストといった様々な研修タイプから企業にとって最適な学習方法を選べる点が特徴の一つだ。
事業活動と財務諸表の数字を結びつける視点を理解した上で、経営上の課題を把握するための分析・仮説構築力を醸成することができる研修を企業内研修プログラムで開催している。財務三表の基本的な理解から事業活動を数値化して分析する方法までを学ぶことができる内容だ。鍛え抜かれたティーチングスキルを持つ講師陣による、実務での再現性を重視した研修プログラムがポイントである。
特徴
- 企業内研修プログラム
- 財務諸表の基本から経営課題を分析するための方法まで習得
- 実務での再現性を重視したプログラム
研修スタイル:集合研修
日数:1日間
リクルートマネジメントソリューションズ
URL: https://www.recruit-ms.co.jp/
「個と組織」に焦点を当て、人材採用・人材開発・制度構築・組織開発を支援している企業だ。
ビジネスパーソンとして最低限知っておくべき企業会計の仕組みや財務3表の構造・科目の意味、読み取り方についての基礎知識を身に付けることができる会計財務研修だ。講義だけではなく、実際に財務諸表を作成する経営シミュレーション演習や、企業当てクイズ、グループディスカッションを通した財務上の強み・弱みを読み取る訓練など、ムリなく楽しく学べる構成となっている。
特徴
- ビジネスパーソンとして最低限知っておくべき企業会計の仕組みを理解
- 演習や企業当てクイズ、グループディスカッションを実施
- ムリなく楽しく学べる構成
研修スタイル:集合研修
日数:1日
株式会社インソース
URL: https://www.insource.co.jp/index.html
ビジネスパーソンとして豊富な経験と高い実績を持つ講師による、現場で役立つスキルやノウハウの習得を重視した研修の実施が可能だ。
インソースの財務研修は、自分が所属している部署の売り上げや費用などの数値が、会社の決算書にどのように結びついているのかを理解することを目的としている点が最大のポイントだ。企業会計を行う理由、決算書の種類などの基本知識に加え、財務諸表を読みこなすためのノウハウを演習を通して習得する内容となっている。講師は財務・会計のプロで、財務に対して苦手意識がある人でもすでに理解の深い人でも、受講者のレベルに応じた研修プログラムを実施することが可能だ。
特徴
- 自分の部署の売り上げが会社の決算書にどのように結びついているかを理解
- 基本知識から演習を通してスキルの習得
- 受講者のレベルに合わせた研修の実施が可能
研修スタイル:集合研修、オンライン研修
日数:半日~2日間
JMAM
URL: https://www.jmam.co.jp/hrm/
「人と時間のマネジメントに貢献する」をミッションに、継続的な調査や行動科学の理論をベースに、体系的・実践的な研修プログラムを開発している企業だ。
財務諸表の仕組みから読み取り方までを学び、会計的視点から企業経営を客観視する力を身に付けることができる財務会計の基礎コースを開催している。
独自の図解を用いた解説により、初心者でも貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の相互関係やしくみをムリなく理解することが可能だ。ワークシートの作成過程を通して財務諸表の見方を理解したり、実際の財務諸表を使って分析を実施したりと、現場で使える力を養うことができる。
特徴
- 財務諸表の仕組みから企業経営を客観視する力の習得
- 独自の図解を用いた解説
- 現場で使える力を養う内容
研修スタイル:集合研修、オンライン研修
日数:2日間
SMBCコンサルティング株式会社
URL: https://www.smbcc-education.jp/
会員企業向けサービス、コンサルティング事業、教育事業の3つの事業を展開しているSMBCグループの企業だ。
財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書)の見方を学ぶことができる財務研修を開催している。ワークを通して財務三表の構造を理解することができるため、講義で学んだことをより定着させることが可能だ。また、財務三表だけではなく、経営分析の基本も学ぶことができる内容となっている点がポイントである。
特徴
- 財務三表の見方の理解
- ワークの実施
- 経営分析の基本を習得
研修スタイル:集合研修
日数:1日間
LEC東京リーガルマインド
URL: https://partner.lec-jp.com/biz/
創立40年以上にわたり、様々な企業や幅広い層に研修を提供してきた実績を持ち、資格習得対策で培った、難解な知識をわかりやすく簡潔にまとめるノウハウを活用し作成した教材による研修に強みを持つ企業だ。
LEC東京リーガルマインドの財務研修は、まず簿記の概略を学び、財務諸表相互の関係を理解することから始める。そのうえで、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、その増減が企業活動にどのように影響を与えるかを学習する内容となっている。財務諸表の示す内容が企業活動にどのように関係しているのかがわかるようになるため、社員1人ひとりが経営者の視点に立って、企業の現状や将来性を見通す力を養うことができる。
特徴
- 簿記の概略から財務諸表相互の関係の理解
- 財務諸表と企業活動の関係性の理解
- 企業の現状や将来性を見通す力の養成
研修スタイル:集合研修
日数:1日間
公益財団法人 日本生産性本部
経営層から若手まで幅広い役職に応じた研修や、テーマ別研修など多彩なセミナーを開催している団体だ。
経営幹部、役員、マネジャーを対象に、経営幹部として必要不可欠な会計・財務諸表に関わる知識を深め、経営分析力の強化を目的とした財務研修だ。実際の企業の財務諸表分析を通して、財務的な視点から経営の課題を把握できる能力の向上を図ることができる。
特徴
- 経営幹部、役員、マネジャーが対象
- 経営幹部として必要不可欠な会計・財務諸表の知識の習得
- 経営分析力の強化
研修スタイル:集合研修
日数:7時間
株式会社ラーニングエージェンシー
URL: https://www.learningagency.co.jp/
設立15周年、様々な業界、業種の企業へのサービスを提供し、支援実績者数13,000社以上に及ぶ。受講後の研修満足度も97.6%以上と高い結果を出している研修サービスだ。
決算書の基本的な見方を知っている人を対象に、財務分析スキルの向上を目指す研修を提供している。実際の決算書を使用し、財務分析の4分野(成長性分析・収益性分析・生産性分析・安全性分析)の分析指標を用いて、課題の把握、施策の立案を実践する内容が特徴だ。
特徴
- 決算書の基本的な見方を知っている人が対象
- 財務分析スキルの向上
- 実際の決算書を用いたトレーニング
研修スタイル:集合研修
研修日数:半日間
株式会社ノビテク
URL: https://www.nobetech.co.jp/
時代のトレンド、企業が抱える課題を解決できる研修プログラムを提供している企業だ。企業のニーズに合わせたカスタマイズにも対応している。
ノビテクの財務研修は、基本的な座学による研修と演習での実践的繰り返しで体感して知識を覚えるビジネスゲーム研修の2つが提供されている。どちらの研修とも財務知識を習得することで、日々の業務活動と財務諸表の繋がりを理解し今後の仕事に活かすことができるようになる内容となっている。
特徴
- 2種類の財務研修
- 財務知識の習得
- 財務諸表と日々の業務の繋がりを理解
研修スタイル:集合研修
日数:1日~2日間
株式会社日本マンパワー
URL: https://www.nipponmanpower.co.jp/
1967年設立以来、通信・通学教育、人材育成・キャリア開発研修、CADキャリアコンサルタント人材の育成など、時代のニーズにあったサービスを提供し続けている企業だ。
中堅社員、管理者を対象に、財務・会計の基礎知識を習得することができる研修を開催している。自社の財務諸表を活用して、財務諸表の成り立ちや各種財務分析について体験しながら学ぶことができる内容だ。最終的には、数字を通して会社の経営状態を把握できる力を身に付けることができる。
特徴
- 中堅社員、管理者が対象
- 自社の財務諸表を使った実践的な内容
- 数字を通して会社の経営状態を把握するスキルの習得
研修スタイル:集合研修
日数:1日間
株式会社パーソル総合研究所
URL: https://rc.persol-group.co.jp/
2021年4月、パーソルラーニング(旧富士ゼロックス総合教育研究所)と組織統合し、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティング機関としてサービスを提供している。
経理専門職以外のすべてのビジネスマンに求められる財務諸表の仕組みや見方、経営分析の基本スキルを、実習を通して習得することができる研修だ。身近な事例を使いながらわかりやすい内容で、財務会計は難しいという意識を無くし、数字をみることの楽しさを覚えることができるところが特徴である。
特徴
- 経理専門職以外が対象
- 財務諸表の仕組みや見方、経営分析の基本スキルを習得
- 財務会計は難しいという意識を無くす内容
研修スタイル:集合研修
日数:2日間
株式会社アビタス
URL: https://abitus.biz/
資格スクールを母体とした、質の高い講師による多彩な研修コンテンツをカスタマイズで実施している企業だ。
新入社員から会計を初めて学ぶ人、経理・財務の担当者まで幅広い研修プランが用意されている会計財務研修が特徴だ。研修プランは企業の要望に合わせて作成することができるため、より効果的な研修を実施することができる。投資分析や米国会計についての研修も提供しているので、専門的に学びたい人にお勧めだ。
特徴
- 新入社員から経理・財務の担当者向けまで幅広い研修プランの提供
- カスタマイズ可能
- 投資分析や米国会計のコース提供
研修スタイル:集合研修
日数:9時間~15時間
HR Design Lab.
URL: https://hrdlab.jp/
母体となる博報堂コンサルティングが培ってきたノウハウを活かし、現場で即時に使いこなせる、よりクリエイティブで、より実践的な人材育成ソリューションを提供する組織だ。
ビジネスゲームを通じ、経営と財務の繋がりと財務三表の関わりを、楽しみながら実感することができるプログラムだ。財務三表の全体像とつながりを理解する力、資金繰り、採算性、資産活用の3つの力、経営活動と財務活動の繋がりを理解する力の3つを学ぶことができる点がポイントだ。ビジネスゲームでは、徹底的な反復トレーニングを実施するため、確実にスキルを身に付けることが可能である。
特徴
- ビジネスゲームを通して楽しみながら学ぶ研修
- 経営と財務の繋がり、財務三表の関わりを理解
- 徹底的な反復トレーニング
研修スタイル:集合研修
日数:1日間
株式会社リフレ
1995年設立、教育研修事業、システム事業、経営コンサルティング事業を提供している企業だ。
リフレの財務研修は、ビジネスパーソンとして必須である財務知識を短時間で効率よく学ぶことができる研修だ。オリジナルの「財務3表一体型ボード」を使用して、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を一度に繋がりを理解できることが特徴となっている。内定者~役員まで対象に合わせたカスタマイズや応用コースも用意されているため、要望に合わせた研修の実施が可能である。
特徴
- 短時間で効率よく知識を習得できる研修
- オリジナルの教材を使用
- カスタマイズできる内容
研修スタイル:集合研修、オンライン研修
日数:1日間~2日間(企業ごとに対応)
まとめ
本ページでは、財務研修を提供している企業をまとめてみた。
財務に関する知識は、いまやビジネスパーソンにとって必要不可欠なスキルである。
基礎から応用まで様々な研修が提供されているため、上記企業を参考に、受講者のレベルに合わせて財務研修の実施を検討してみてほしい。